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パワコンの修理費用はどれくらい?故障する原因や業者へ修理依頼する際のポイントを解説

パワーコンディショナー(以降パワコンと表記します)は、急に故障することがあります。パワコンが故障すると、太陽光パネルで発電した電力を変換できなくなってしまいます。

そのため、「パワコンが故障する原因ってなに?」「パワコンの修理費用ってどれくらい?」といった疑問が出てくるでしょう。

そこで本記事では、パワコンが故障する原因や修理費用について解説します。パワコンの修理を依頼する際のポイントも紹介するため、ぜひ参考にしてください。

パワコンが故障する原因とは

パワコンが故障する原因は、以下のとおりです。

  • 自然災害による破損
  • メンテナンス不足による故障
  • 寿命による動作不良

それぞれ順に解説します。

自然災害による破損

パワコンが故障する原因として、台風や地震などの自然災害の発生が挙げられます。

自然災害によってパワコン自体が損傷してしまったり、落雷などで回路が破損したりすると故障が起こります。パワコンは雨風では壊れない設計が施されていますが、内部が損傷すると正常に機能しなくなる可能性が高いです。

また、自然災害でパワコンが故障した場合、太陽光パネルも損傷しているケースが多いです。地震や落雷などの自然災害が発生した際は、故障の有無に関わらずメンテナンスを実施しましょう。

メンテナンス不足による故障

パワコンはメンテナンスが不足すると故障が発生してしまいます。

パワコンのメンテナンスを怠ると、フィルター内の目詰まりや出力が上手くできなくなり故障が発生します。フィルターの目詰まりで故障した場合、うまく発熱できなくなり、火災が起きるリスクもあるため注意が必要です。

また、パワコンのメンテナンスは最低でも1年に一回は行いましょう。メンテナンスを実施することで、表面部分の故障だけではなく内部不良を把握できます。

寿命による動作不良

パワコンの故障原因として、寿命による部品や機器の動作不良が挙げられます。

パワコンの寿命は10〜15年と言われており、寿命が近くなると定期的にメンテナンスを行なっていても故障する可能性が高いです。運転開始から数年後、急激に発電量が減少することも少なくありおません。パワコン内部の温度調節機能が故障してしまい、気づいた時には発電量が低下しているなどが考えられます。

また、長期間の稼働で故障が起きた場合、修理が難しいケースも多いです。冷却システム自体の故障は、交換した方が効率の良い場合も少なくありません。

パワコンの修理費用

パワコンの修理費用は、10万〜40万円が目安の金額です。修理費用の項目は以下の3つです。

  • 調査費用
  • 修理費用
  • 工事・施工費用

部品交換のみの場合は10万円以下で対応できる可能性が高いです。

一方、パワコンの内部システム自体が故障した場合、工事費込みで40万円近くのコストがかかることがあります。パワコンの調査を依頼した際にメイン部分の修理が必要なら、交換も検討しましょう。

また、パワコンを導入した際のメーカー保証期間中なら、大幅にコストを抑えて修理の依頼が可能です。特にメーカーや施工会社の保証を活用する場合、工事費用は免除されるケースが多いです。

パワコンは修理と交換どっちにするべき?

パワコンが故障した場合「修理と交換はどっちを選択するべき?」といった疑問が出てくるでしょう。

結論、メーカーや施工会社の保証期間外なら交換がおすすめです。保証期間中は修理に関する点検費用や工事費の多くが免除されるため、合計の修理費を抑えられます。

しかし、パワコンの保証期間外だと、前述した費用が全て請求されます。もちろん、修理業者によって費用は前後しますが、交換した方が安くなるケースも少なくありません。近年、太陽光発電の導入支援によって、パワコンの価格は2010年代に比べて高品質かつ低価格で販売されています。パワコンの中には、変換効率が大幅にアップする場合もあり、発電量の増加が見込めます。

そのため、保証期間を過ぎているパワコンが故障した場合は、修理だけではなく交換も視野に入れておくと良いでしょう。

パワコンの修理を依頼する際のポイント

パワコンを修理に出す際は、以下のポイントに注意しましょう。

  • メーカーや販売店の保証を活用する
  • 相見積もりで平均費用を把握する
  • 修理後はどこまで対応してもらえるか確認する

メーカーや販売店の保証を活用する

パワコンの修理を依頼する際は、メーカーや販売店の保証が適用されるか確認しましょう。

一般的にパワコンを購入してから10〜15年程度は、メーカーや販売店の保証期間が定められています。保証期間中の点検や修理は、無償で依頼できるケースがほとんどです。保証期間中なら積極的に活用すれば、コストをかけずに長くパワコンを使い続けられます。

ただし、すべての故障がメーカーや販売の保証に適用されるわけではありません。所有者が故意に破損を発生させていたり、自己修理を実施して壊れたりすると保証が適用されない可能性が高いです。パワコンの保証は、あくまでも所有者側の過失がない前提で活用しましょう。

相見積もりで平均費用を把握する

パワコンの修理を依頼する際は、複数業者からの相見積もりが欠かせません。パワコンの修理費用は10〜40万円が一般的ですが、破損箇所や故障内容によって金額は大きく異なります。

パワコンの修理を無駄なく依頼するためには、修理費用の相場を把握しましょう。中には、費用相場を把握していないことから相場以上の費用を請求してくる修理業者が存在します。そのため、1社だけで見積もりを取得しても修理費用の相場金額の把握ができません。

パワコンの修理を依頼する際は、最低でも3社から相見積もりを取得しましょう。複数社から相見積もりを取得していれば、費用相場はもちろん業者ごとのサービスについても把握が可能です。状況に合わせて、最適な業者の選択ができるでしょう。

修理後はどこまで対応してもらえるか確認する

パワコンの修理を依頼する場合は、修理後の対応内容まで確認しましょう。

パワコンは修理すれば終了ではなく、長期的に使い続けるためにはその後のメンテナンスが欠かせません。修理業者の多くは、修理後のアフターメンテナンスも請け負ってくれます。例えば「修理後1回のみ無償でメンテナンスを提供」などのプランが存在します。

一方で、修理単体を請け負っておりアフターメンテナンスに関しては、提供していない業者もいます。パワコンの修理費用の見積もりを取得する際に、修理後の対応について確認する方法がおすすめです。

さらに、アフターメンテナンスも請け負っている場合は、無償で対応してくれるのか、メンテナンスの具体的な内容・範囲なども確認しましょう。依頼後に業者と揉めないためにも、見積もり段階で修理後の内容も把握しておくと安心です。

まとめ

以上、パワコンが故障する原因や修理費用について解説しました。

パワコンの寿命は10〜15年程度となるため、こまめにメンテナンスを実施していても故障が発生します。パワコンの保証期間中はコストを抑えて修理できますが、期間外なら交換がおすすめです。

近年販売されているパワコンは高性能かつ低価格で変換効率のアップも期待できます。パワコンを交換すれば保証期間はリセットされ、高パフォーマンスで電力の変換も可能です。パワコンが故障した場合は、保証期間の状態や稼働年数を加味して、修理か交換か選択すると良いでしょう、

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