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太陽光パネルの交換費用はどれくらい?パワーコンディショナもあわせて解説

太陽光発電の導入を検討している、もしくは導入した人で、太陽光パネルの交換費用はいくらかかるのか気になっている人もいらっしゃると思います。

本記事では太陽光パネルの交換時期や交換費用だけでなく、太陽光パネルよりも早く交換時期を迎える傾向にある「パワーコンディショナ」の交換についても解説します。

太陽光パネルの交換時期は?

太陽光パネルはどのくらいの期間使えるのでしょうか?

耐用年数は一般的に30年以上

太陽光パネルの法定耐用年数は17年と定められていますが、実際の耐用年数は30年以上と言われます。

各パネルメーカーの出力保証も20〜30年前後に設定されているのが一般的です。

しかし、損傷がなければ、さらにながく使えるという意見もあります。

例えば、1984年千葉県佐倉市に設置された「佐倉ソーラーエネルギーセンター」は、37年経過した2022年3月時点でも稼働中です。

一方で、産業技術総合研究所の加藤和彦氏の住宅用ソーラー483台を対象とした調査では、設置後10年以内に1枚以上パネルを交換した経験がある人は14%(69台)いることが判明しています。

参考:京セラ|京セラの想い・特長

  :電気設備学会学会誌第32巻中部支部だより|講習会太陽光発電システムに関する課題と運用・保守の実態

太陽光パネルの発電量は年々減少する傾向

残念ながら太陽光パネルの発電量は、永久に保てるわけではなく、年々少しずつ減少してしまう傾向があります。

ソーラーパネルには単結晶シリコン・多結晶シリコン・アモルファスシリコン・CISなどさまざまな素材があり、素材によっても発電量の減少量が変わります。

さきほどご紹介した「佐倉ソーラーエネルギーセンター」は多結晶シリコンを採用し、発電量は設置後36年経過して出力低下率は17.2%になっているそうです。

参考:京セラ|京セラの想い・特長

住宅用太陽光パネルの交換費用は?

太陽光パネルが破損や故障した際には、パネルを部分的に交換することができます。

家庭用の太陽光パネルを交換する場合、容量次第ですが20〜50万円程度かかります。

太陽光パネルの設置場所によっては、足場を組む必要がありますし、パネルそのものの値段以外にもパネルの脱着費用などさまざまな費用がかかります。

太陽光パネルの交換時期を判断するには?

太陽光パネルの交換時期はどのように判断するべきか解説します。

自分で発電量をチェックし発電効率をチェック

毎日の発電量をチェックしていれば、異常がでた際にすぐに気づくことができるでしょう。

機種によっては、異常値が出たら警告する設定ができる場合もあるため、確認しましょう。

ただし定期的にご自分で発電量を確認しなければならないため、手間がかかります。

業者に定期確認してもらう

定期的な点検と、異常がでていないかのチェックを業者に依頼することも可能です。

費用がかかりますが、発電量などを遠隔監視してくれ、異常発生時にはすみやかに教えてもらうことができます。

こうしたメンテナンスパックは太陽光発電設備の設置業者が設置時に提案してくれることもありますし、設置後に任意の業者に依頼することもできます。

故障した太陽光パネルはできるだけ早く交換するべき理由

故障した太陽光パネルは以下の理由で、できるだけ早く交換すべきです。

  • 太陽光発電システムの売却時の査定への影響
  • 火災を未然に防止できる
  • 経済的損失を最小に抑えられる

太陽光発電システムの売却時の査定への影響

太陽光パネルを含む太陽光発電システムは、退去時や不要になった際に中古品として売却することができます。

売却時に発電量が低下していれば故障品と認識され、査定額が大幅に下げられてしまうおそれがありますし、買い取りを拒否されてしまうおそれもあります。

できれば、査定の1年ほど前から故障したパネルは交換し、発電量に問題がないことをデータで証明できるようにしておくのが良いでしょう。

火災を未然に防止できる

太陽光パネルに陰をつくるようなゴミや汚れが長時間付着した場合、発電量が下がるだけでなく「ホットスポット」になりかねません。ホットスポットとは、陰で発電していない部分が異常に発熱する現象のことで、最悪の場合には火災が発生してしまうおそれがあります。

経済的損失を最小に抑えられる

太陽光パネルが故障すると発電量が低下してしまって売電収入が下がりますし、自家消費できる電力も下がってしまいます。

太陽光パネルの故障は、放置すればするほどこうした損失が積み重なっていってしまいますので、早急に対処しましょう。

パワーコンディショナの交換について解説

ここまでは太陽光パネルの交換費用について解説しました。

ここからは太陽光パネルよりも寿命の短い「パワーコンディショナ」の交換費用について解説します。

パワーコンディショナとは?

パワーコンディショナは「パワコン」と略されることが多く、太陽光発電システムに含まれる機器の一つで、太陽光パネルで発電した「直流」の電気を「交流」に変換する機能を持っています。

パワコンは、他にも以下のような機能を持っている場合があります。

  • 逆潮流制御機能

    売電時に電力会社側に電力を逆潮流させる機能

  • 系統連系保護機能

 送電線・配電線に接続し、異常発生時に電力を遮断してくれる機能

  • MPPT(最大電力追従制御)

 日射量等に応じて変わる発電量に応じて最適な電圧・電流に調節してくれる

停電でも家庭ないで電気が使用できるのはパワーコンディショナのお陰です。

パワーコンディショナの寿命は10〜15年

太陽光発電協会(JPEA)の情報を参照すると、機器の寿命に関して以下のような記述があります。

「太陽電池モジュールは20年以上、パワーコンディショナは10~15年と言われています。

パワーコンディショナは設置後、住宅用は4年に1度の、業務用は6か月に1回点検し、必要に応じて部品交換や機器の取り換えを行って下さい。

更にメーカーによる精密点検もあります。詳しくはメーカーのホームページなどをご確認ください。」

太陽電池モジュール(パネル)は20年以上持つことが多いのに対し、パワーコンディショナの寿命は10〜15年と短いため、太陽光パネルよりも先に交換する可能性が高いのです。

また資源エネルギー庁のヒアリングでも、パワーコンディショナは20年に1度は交換されていることがわかります。

引用元:太陽光発電協会|よくあるご質問|機器の寿命はどれくらいですか?

参考:資源エネルギー庁|太陽光発電について

パワーコンディショナの交換費用

パワーコンディショナの交換費用は、一般的に20万円〜40万円程度です。

資源エネルギー庁のヒアリングによると、相場は29.2万円程度で、前年の22.4万円から上昇していることがわかりました。

これは資材価格の高騰が原因のようです。

参考:資源エネルギー庁|太陽光発電について

パワーコンディショナの交換は業者依頼が一般的

パワーコンディショナを交換するのは業者に依頼するのが一般的です。

というのも、交換には第二種電気工事士の資格が必要です。

また、自分でパワーコンディショナを交換した場合には、メーカーの保証対象から外されてしまうおそれがあります。

パワーコンディショナの交換作業は業者に依頼するようにしましょう。

パワーコンディショナを交換するメリット

パワーコンディショナを交換するメリットは、変換効率が高くなることです。

太陽光パネルで発電された直流の電気を、いかに損失なく交流に変換するかの能力は、パワーコンディショナの性能によって異なります。

パワーコンディショナの変換効率は最新機種になるほど高くなりますので、パワーコンディショナを交換することによって電気代削減や売電収入の増額に貢献します。

まとめ

太陽光発電設備の中の主要部品である太陽光パネルとパワーコンディショナの交換時期や交換費用について解説しました。

太陽光パネル、パワーコンディショナともに保証期間内は無償で交換してもらえる可能性があるため、保証内容を確認しましょう。

今回解説した機器以外にも、売電メーターも交換する必要のある部品です。

太陽光発電設備はしっかりとメンテナンスをして、発電量や発電期間をできるだけ長く維持できるようにしましょう。

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